この作品は、”ブラジル的“作品では全くない。普遍的なものであると思う。”(Fábio Caramuru)
もしもCaramuruが鳥だったら、優美に水面から空中へ飛び立ち、大西洋の真ん中に、ぷかぷか浮かぶ古い森を天蓋に一休みする、海鳥だろう。20曲の『EcoMusica/Aves』は、特定の鳥だけでなく、特定の人 〜《彼が旅で出会ったファンや友人》〜 に捧げられている。音楽は、愛のように目で見ることができない。けれど、音楽がその静かな羽根で誰かの心の中で囁いたなら、高く高く私たちを包む空へと引き上げていく。
Fabio Caramuruの最新作「EcoMúsica | Aves」の全曲ガイドとインタビューがPastel Recordsのウェブサイトで公開されました。こちらのテキストはアルバムのブラジル盤にライナーノーツとして付いていたTodd B. Gruel氏のテキストを翻訳したものです。ご協力いただいた寺田さん、安曇さんありがとうございました。